それからかずやとのデートはホテルかカラオケだった
会ったら必ず体を重ね、時には公園や神社など外でもした
もうどうでもいい
かずやと繋がっていられるなら体なんて簡単にあげる
簡単に穴貸してあげる
「まなか、好きだよ」
そんな言葉なんか期待してない
でも……でも………
やっぱり必要とされたい
あたしなしじゃ生きられない
そうさせたい
「まなか」
「まなちゃん」
あたしの名前を呼んで欲しい
他の人の名前なんて口に出させない
かずやを縛り付けて自分から逃げないようにつなぎ止めていたかった
言いたいことはいっぱいあった
わがままもいっぱい言いたかった
我慢、我慢
自分に言い聞かせる
一人になりたくない
仕事が急に入っても我慢した
連絡がこなくても我慢した
寂しくても会いたくても我慢した
一人になりたくない
一心だった
