かずやと付き合ってから援交は1回もしていなかった
誘いも全部断ってたし、まだ恐怖感があった
かずやと3回目のデートの時
ホテルへ行った
かずやはあの時のこと詳しくは知らない
あたしも言わなきゃ言わなきゃと思いつつ言い出せずにいた
きっとかずやもずっと気にしていただろう
場所もあえてホテルで良かった
話したらあたし泣くだろし、外じゃこんな話出来ない
まず始めに口を開いたのはかずやだった
「まなか、無理して言わなくていいから」
その言葉にあたしは目が潤む
「ううん、かずやに話さなきゃって思ってたから」
「ゆっくりでいいよ」
かずやはあたしの体を抱き寄せ背中をポンポンと撫でる
我慢してた涙が一気に溢れた
「あたしね……あたし…。」
「レイプされたのっ…」
急に抱きしめる力が強くなった
「だからねっ…うっ…」
「もういいよ」
あたしの言葉を遮り冷静に言った
部屋は静寂を取り戻しあたしの鼻をすする音だけが残った
その間かずやはずっと背中をさすっていた
