立ち直るのにそう時間はかからなかった
よくよく考えるとこんな話いっぱい聞いたことあるし、被害者ぶってるだけで自業自得ってやつ
あたしを外に連れ出してくれたのは高校受験をする前からメールをしていた「かずや」だった
久しぶりの太陽
久しぶりの空や雲
久しぶりの心地よい風
なんだか清々しい気持ち
男と遊ぶのは物凄く抵抗があった
でもなんでだろう…かずやを信じてたのかな
駅までかずやが迎えに来てくれてそこから電車で移動した
生憎電車の中は昼間にもかかわらず満員に近い状態でかずやはあたしを角へ寄せ覆うように守ってくれた
あったかいココア
ついつい零れる笑顔
なんだか心が和む
かずやといると純粋な自分が姿を現す
感情なんてなかったのに
笑うことさえ苦痛に思ってたのに
怒りや悲しみ全てめんどくさい
涙なんて忘れていたのに
「まなかはもうすぐ高校生かあ。若いな」
「かずやだってまだ10代じゃん」
「もう少しで20代だよ」
「いいじゃん」
「恋愛にさぁ、年の差なんか関係ないよなぁ?」
「ないと思うよ」
「最高いくつ上まで付き合ったことある?」
「んーと、あたしが14の時29かな」
援交だけど……
「そっか。もう気付いてると思うけど俺、まなかのこと好きなんだよね」
えっ……
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