「何抜けだそうとしてんの? 保健室に行くつもりだったのぉ?」 「馬鹿じゃないの~?」 キャハハハハ… 二人の笑い声だけがトイレに響く。 「ってかこいつ等の顔とか汚くね?」 「あ……汚いかもお!」 愛菜達の顔はすでにヤツれていた。 「綺麗にしなくちゃねぇ…?」 そう言って恭華はトイレに無理やり愛菜達を押し込んだ。 バタンッッ… 「恭華……」 「あの意味… 分かったでしょ?」 恭華はニヤリと笑った。