「信用ゲーム…だ」
体育館がざわめく。
校長は続けて言った。
「え~信用ゲームはこの学校でします。」
「校長、信用ゲームというものはこのクラスしかしないのですか?」
麻衣が質問をした。
「あぁそうだよ。お前らはバカだからな。はっはっはっ、え~では、ルールを説明します。ルールは簡単です。」
「ちょっと待ってください!!僕はいつも学年トップだったんだ!!僕にはこのゲームに参加する必要はないんじゃないか?大体僕とこんなバカたちを一緒にしないでくれ!」
いつも学年トップの井上拓真が叫んだ。
しばらく体育館が沈黙になる
「は?お前何言ってんだよ!」
沈黙を破ったのは中村颯だった。
この一言でほかの人も叫ぶ。
「「井上最低!!」」
「「うっざー」」
「「お前みたいなガリ勉は死ね!!」」
すると、校長が静かに言った。
「お前ら全員死にたいのか?」
校長の言葉にみんなが反応した。
体育館がまた沈黙になる。
