信用ゲーム


「お…お願いだから一緒にいて!!」

なぜこんな事を言っているのか自分でも分からない。

なぜこんなに涙が込み上げてくるのか分からない。

「石川!!」

また、あの香りが全身を包む。

「俺…石川と一緒にいる」

私の涙をぬぐって大也が微笑んだ。