思わず銃口をドアのほうへと向ける。

「ちょっっ!!なっなんなの!?」

ドアの前には神田沙羅が立っていた。

「ちょっと!あんた銃下ろしなさいよ!」

やだ…私が1番苦手な神田さんだ…

「神田さん、ダークじゃないよね…?」

「は!?さっきからなんなの?あんたケンカ売ってんの?」

沙羅が近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばす。

「あっ沙羅ちゃん?由利奈ちゃんも。」

「誰!?」

沙羅は急に後ろから声がしたのであせって振り向く。

「なんだ、菖子かよ」

「そうだよ菖子だよ。」

パンッッ

菖子がそう言った瞬間、銃声と共に

由利奈の顔に赤い液体が飛んできた。

「やっっなにこれ?」

顔にかかった液体を見て、

血と分かるまでそう時間はかからなかった。

沙羅と菖子のほうを見ると

沙羅は倒れていて、

菖子の代わりに怪物がいた。

怪物は沙羅の死体をばらばらにしていた。