あたし、仲上 優美花。


あたしが
男に何かに本気になっちゃいけない
なんて、思うようになったのは

中3の夏

今でもしっかり覚えてる
あたしには付き合ってる人がいた。

名前は、赤城 蓮。
とにかく、優しくて
たまに意地悪だったり…

そんな蓮を
あたしは、好きだった。

付き合って2ヶ月が過ぎた頃
あたしは、帰る途中
いつもは、しっかり持ち歩いる携帯を
机の中に忘れていた事に
気付いて学校に戻った。
下駄箱には、蓮の靴があったけど
特に何も思わないで
教室の前まで急いだ。

入ろうと思った時、
中から蓮と他数人の男子達の
会話が聞こえてきちゃったんだ。