でも、二日もすれば……自信満々のあたしも、
やっぱり学校に行きづらくなった。
周りからの視線っつぅかなんつぅか、
なんか、キツい。
望と小倉も……なんかビミョーなとこだね。
敵でも味方でもないっていうか。
形状では望と仲良しだけど、
なんかあたし、孤立してる感じがする。
『人間は独りが一番辛い』……誰か言ってたね。
そのとおりかも。
あたし、今『独り』?
まさか……やだっ!
ブーブー――。ケータイが鳴った。
『初メです。登録よろしくお願いします! 吉澤優太』
……。何のためにメールしてきたの?
こんな恐怖感覚えたの初めて……。
なんか、縛り付けられた感じ。
あたし、こんなに弱かったっけ?
最近あんまり大声出してないから、
ストレスとかたまってんのかも。
どぉすんの?
これからあたし、ホントに孤立? ハブ? 嫌われもの?
いや……最初から嫌われものじゃん。
じゃ、何?
二人と三人ってあんま差はないけど、
一人と二人ってこんなに違う?
あたし、一人だっ。てか、『独り』だ!
同じことを何度も頭の中で繰り返した。
足が少しだけ……震え出した。


