「なぁ…相手って何歳?」


「明日見れるだろ。」


「見ただけじゃわかんねぇだろ……。」


「聞けばいいじゃないか。」


「失礼だろ…。」


「はぁ〜、18歳って言ってたぞ。」




18歳……甘やかされたバカな令嬢に決定だな。






「ガキじゃねぇか……6歳も違うぞ!?そんなガキは無理だ。20だったらともかく、18って最悪じゃねぇか。」


「自分の言った事に後悔するぞ?お前の周りにいる女と一緒にするな。」





後悔なんてするはずがない。





大人びてようが、発育がよかろうが、所詮18歳――――ガキはガキだ。





知り合いの娘だと言うだけで、俺の事は何一つ考えず勝手に婚姻届を出す。





離婚しようとすれば、親父の跡を継ぎたくなくて教師になった俺を無理矢理退職させ、跡を継がせようって事だろう。





完璧な脅しじゃないか―――。





まぁ、いい―――歳上の俺の方が有利なわけで18歳のガキなんて簡単に丸め込める。





後日、いとも簡単に俺の考えは覆される事になる。