「へぇ〜意外。」





ニヤリと意地の悪い顔で言われるから、次は何言われるかヒヤヒヤしていたらチャイムが鳴った。





梨珠がインターホンに向かったが、すぐに眉間に皺を寄せ戻って来た。





「出なくていいのか?」


「大河に客。」





そう言われインターホンに向かい、画面を見ると橋本、西、今井、中野がいた。




4人ともZクラスで、橋本と一緒にいるメンバー。





「どーすんの?」


「マジ、どうしよう。」





そう言った時、2度目のチャイム。





「とりあえず、開けたら?」


「開けたらって、見られるんだぞ?バレるだろ!?」


「バレないからさっさと開けて。チャイム音が耳障りなの。」





そう言った梨珠は風呂場に向かったが、もしかしてそこに隠れるつもりかと渋々玄関に向かった。





3度目のチャイムが鳴り、観念して玄関を開けた。





「どうしたんだ、お前ら。」


「先生の家に遊びに来てみたくて来ちゃいました!」


「他の奴に見られてたらどうすんだ?」


「ごめんなさい。でも、先生に会いたくて。」