小悪魔ハニー

橋本の友達も後ろから“なれるよ〜”とか言ってるが普通に無理。




梨珠の方が何倍も綺麗だし、張り合う以前の問題。





「先生はどう思う?私なれそうじゃない?」





もう俺に聞かないで欲しいと、曖昧に笑みを向ける。





「聞いちゃった〜!」


「面白い〜。」





ハッキリと聞こえてきた声に立ち止まり、振り返ると姫達が面白そうな顔して立っていた。





「橋本さんだっけ?確かに可愛いかも。」


「ほんと〜。」





西園寺と伊集院が言ってる傍で微笑んでる梨珠。





「10月に選考があるから立候補してみたらいいと思うわ。」





優しげに言う声にはなんだか違和感があって、俺には梨珠の心の声がだだ漏れ。





「まぁいいや、先生をちょっと貸してくれる〜?」





そう言われ、橋本を見ると橋本は突然の姫の登場で呆然としていて、いまのうちにと腕を抜き取った。