鍵を返されるついでに手も引かれソファーに座る。





「シャワー浴びる?」


「いや、いい。」





首に腕を絡めながらシャワー浴びるなんて聞いてくるが、この場合断るしかないだろ。





くすっと笑った女に手を引かれ寝室に向かうとキングサイズのベッドしかない部屋。





正面から抱き着かれ、そっとベッドに押し倒すと甘い香りが鼻を掠めた。





俺の唇をペロッと舐め、Yシャツのボタンを外していく女の行動に予定よりも早く理性が崩壊し、セックス覚えたてのガキのように女を求めた。





現在進行形のセフレよりも女はセックスが上手く、男を熟知してるのか俺の方が先に果ててしまった。





何度も繋がった後、セフレはこの女だけでいいと思ってしまった。









深い眠りから次第に意識が浮上し始め、目を開く。





「起きた?」





先に起きラフな格好をした女は、ベッドの端に座り俺の顔を覗き込んでいた。





「今何時?」


「9時過ぎ。朝ご飯食べる?」


「んー……食べる。」


「準備するから待ってて。」