小悪魔ハニー

なんとか家に着き、チョコ入り段ボールも運び終えた。





「このチョコマジで食べんの?」


「捨てたら可哀想じゃない。それに捨てるなんて人間として最低よ。」





今……俺に言ったよな?





捨てろなんて言ってないからな!?





「先に風呂入っていい?」

「ダメ。」





は!?





なんでダメ!?





もしかして、また働かされんの?





「なんでダメ?」





俺の言葉を無視し、ブレザーを脱ぎ椅子に掛け冷蔵庫に向かう梨珠。





「制服好き?」





また唐突に……。





「まぁ…嫌いじゃない。」




俺も何素直に言ってんだよ…。





「あっそ。ケーキ好き?」




あっそって!!!





自分から聞いといて!





次はケーキ?





「好きだけど…なんで?」




また返事も返して貰えず、冷蔵庫から何かを取り出し背を向けられた。





「今日誕生日よね?」


「そうだけど?」


「だったら………ケーキ食べたくない?」





冷蔵庫から取り出した物は白い箱で、箱の中身はちょっと小さめのホールケーキだった。