疲れ果てた俺達は抱き締め合い眠りについた。
































体に重みを感じる。





夢かと思ったがリアルに重い…。





うっすら目を開けると腹の上に梨珠が座っていた。





「どうした?…またすんの?」


「またって何よ?やっぱり昨日の夜したのね?」





……昨日の可愛い梨珠じゃない。





もしかして…もう朝?





「いつまで寝てるつもり?」





昨日の梨珠じゃねぇ……。




「もう朝よ?起きなさい。」





もう朝……?





もうちょっと夢見させくれてもよくない?





梨珠が退き、体を起こす。




「昨日はヤっちゃったの?」





ちょっと怒ってる?





「覚えてねぇの?」


「覚えてないから聞いてるのよ?」


「はぁ――…マジかよ。てか怒んなよ?昨日は梨珠から誘ったんだぞ?」


「私から?」


「ああ。せがみまくり。」

「それでヤっちゃったわけ?我慢出来なかったの?」





あんなムードで我慢なんか出来るかよ…。





我慢出来る方がおかしいだろ…。