潤んだ瞳でちょっと見上げる梨珠。





「抱っこしてぇ?」





いつもと違う梨珠に戸惑ってしまう。





「ねぇ〜抱っこしてぇ?」




再び言う梨珠を膝の上に座らせた。





「梨珠…?どうした?変だぞ?」





そう言った俺にニッコリ笑いキスしてきた。





舌を絡め、食い尽されるような濃厚なキス。





「ん……はぁ…」





唇を離すと甘い声が漏れる。





「ダメ…我慢出来ない。キスしただけなのに感じちゃう。」





こんな可愛い事を言われたら押し倒せざる得ないけど…慎也達いるし…。





「大河ぁ〜ベットに連れて行って?」





連れて行きたいのは山々だから!





「慎也と西園寺は泊まっていいから。客間で寝ろよ!俺は梨珠を寝かせて来る。」


「おう……」


「うん…」





分かってなさそうな2人を残し、梨珠を抱き上げ寝室に連れて行きベットに寝かした。





「梨珠?俺も寝るから梨珠も寝よう?」





俺の首に絡めてる腕を外そうとしない。





「Hしよぉ?」





正気じゃない奴を抱けるかよ…。