小悪魔ハニー

校長と梨珠の父親は知り合いらしく、親しげに話している。





「梨珠!」


「梨珠ちゃん!」





再び校長室のドアを開けたのは、西園寺と伊集院だった。





「エレナ、飛鳥。」


「梨珠、本当にすまなかった。」


「いいえ、ありがとうございます。音楽祭があるので、私は失礼します。」





父親に頭を下げ、梨珠達は出て行った。





梨珠を見る父親の目は優しく、愛しいものだった。





「早川、私は席を外すよ。15時までにホールへ来いよ。」





そう言い、校長は部屋を出て行った。





残ったのは、俺と梨珠の父親だけ。





聞きたい事が沢山ある。





知りたい事が沢山ある。





「大河君、話しを聞いてくれないか?」


「俺も、知りたい事があります。」





梨珠の事を全部知りたい。




もう、秘密なんて言わせない。