後悔ばかりしてる。





「エレナちゃん、もしかして・・・。」


「私もそう思う。でもどこか分からない。」


「梨珠ちゃん、大丈夫じゃないよね。」





難しい顔をする西園寺と泣きそうな顔をしてる伊集院。





梨珠の事を話してるって事は分かるが、どういう事だ?





大丈夫じゃないってなんなんだ。





「梨珠は・・・。」


「先生、私達に嘘付いた事、梨珠に言った事に死ぬ程後悔するから。」


「どう言う事だ?」


「先生は嘘付いたんだよ。梨珠ちゃんを1人ぼっちにした。突き放した。」


「梨珠には先生しかいない。なのに先生は梨珠を殺す気?」





1人ぼっちにした?





梨珠には俺しかいない?





殺す気って・・・・・。





「なんだよそれ、どういう事だ!?」


「私達は早退する。音楽祭までには連れてくる。どう言う事かはその時わかるよ。その時に死ぬ程後悔してしまえ。」





それだけ言い、西園寺と伊集院は走ってどこかに行った。