小悪魔ハニー

うつ向き泣き続ける早川。




「小野寺っ。」


「さっきから煩いわよっ。」





さっきとは一変し、ゾクッとするような怒りをぶつけて来た。





「この女に謝れ?私に頭を下げろって言うの?ふざけんじゃないわよっ!」


「悪いのはお前だろう!謝るのが普通だ。」


「私が悪い?私の何が悪いの?」


「さっきから言ってるだろ。手を出した事だよ!それに早川に対して言い過ぎだ。」


「手を出したから謝れ?言い過ぎだから謝れ?こんな奴に謝る価値も頭を下げる価値もないっ。」





そう言い、梨珠は教室を出て行った。





「早川、大丈夫か?」


「は、はい・・・。」


「外は暗いし、今日は送って行くよ。」


「すいません・・・。」


「気にしないでいい。ほら、行くぞ。」





早川の鞄を持ち、教室に鍵を掛け駐車場に向かった。




車の中は気まずい雰囲気。





「あっ、ここです。」





早川が指したのは、俺の実家と一緒ぐらいの大きな家。