小悪魔ハニー

泣いてる早川を見下ろし睨み続ける梨珠。





「そのぐらいで泣くなんて呆れるわ。痛かったから泣いてるの?それとも、嘘泣き?」





その言葉が頭にきて、梨珠を見れば口元に薄ら笑みを浮かべていた。





「小野寺!いい加減にしろっ。」





梨珠の視線は早川から俺に変わった。





「言い過ぎだ。言っていい事と悪い事があるだろう?」


「そう言う事はそこのバカに言ってくれます?」


「早川の頬見てみろ!赤くなってちょっと腫れてるだろう?」


「それが何ですか?叩かれたら赤くなるし、腫れるのは当然ですよ。」





その口調は自分が悪いと欠片も思ってない。





こんな奴だと思わなかった。





正直、幻滅した。





「最低だな。早川に謝れ。」


「嫌です。」


「嫌じゃないだろ!手を出したんだろう?早川に謝るんだ。」





早川を立たせ、一緒に梨珠の前に立つ。





腕を組み、俺と早川を交互に睨む梨珠。





「よかったわね。親以外にも助けてくれる人がいて。」





ここに来ても早川に言い続けてる。