「健人……、早く倒してよ……」 「無理。」 「な……何でよ~!」 何でっつわれても…… 「苦手なんだよな~……あの足とか、触覚とか、早さとか、光沢とか、黒々さとか、あ、あとお腹とか…」 「ヒイイ!!リアルだから止めてよ~!…………………………………………ってわぁああああああ!!」 「わーーーー!!!!」 気がついたら、ゴキブリはオレ達のすぐ近くにいた。 もう少しで浴槽に入りそうなくらい。