「は?何で優輔が居んの?!」






突然目の前に現れた 健人。







「タケ!おせーよ!」




「いやだから何で居んの。」







明らかに不機嫌な低い声を出す健人。







「おめーが遅いから愛の話し相手してたんだよ。」







そう言って優はあたしに抱きついた。








『『ドガッ!!』』











あたしのパンチと健人のキックを同時に受けた優は、
声にならない叫びをあげた。








「……………っ~~!!」








可哀想だけど、抱きついてきたのが悪い。







「優って時々こーゆー冗談するからなぁ…」






「ったく…帰るぞ、」






健人はあたしのおでこにキスをして、 優を置きざりにしてあたしを下駄箱から連れ出した。