-図書室-


「ここの学校…広くね…?」

「そうかしら…。普通じゃないかしら。」

「お前…感覚ずれてるだろ…。」

「あ、それ皆によく言われるわ。」


なんでかしら…。

中間一貫校だし、寮だってあるんだもの…。別に普通のような気がするわ…。


「ほら、さっさと探すぞ。」

「あ…ええ。」

「何さっきからボケッとしてんだよ。」

「なんでも無いわ!」


ニコっと笑った。

本当にこんな所にあるのかしら…。
ベタな感じに本に挟まってたりして…☆


「あ!」


本当に本の間にあったわ!!


「あったか?」

「ええ!!」

「ってお前っ…その本…!!」

「え…?」


『愛を深めるための本』


なっなんて題名なの!?


「あ…らぁ…。」

「は…はは…。」

「ふふっ…。」

「隠したの…先生…か?」

「多分…そうだと思うわ…。」

「エロじじい…。」

「まっまぁ…鍵は見つかったんだし…職員室、行きましょ…?」

「あぁ…。」