「は…?」


冷やかな視線を送る竣。


「だって俺らできねぇもん…。」

「はぁ? 誰もアンタ見ても欲情しないんだよ、雅樹。」

「俺する!」

「キモイ。」


あ…始まった…わね。


「俺そろそろ…。」

「ヤダ。雅樹嫌い。」

「だってギューしかしてねぇもんッ! チューもなんもしてねんだよ!?」

「だから? アンタはそれ目当てなんだ?」

「違うぅ!」

「じゃぁいーじゃん☆」

「えぇ~…。」


「詩乃。」

「何? 竣。」

「放置して部屋行くぞ。」

「ええ。」


どうやら雅樹も我慢がつらいようで…。