-翌朝…


「ふぁっ…。」


目を覚ますと、隣には結衣。


「んぅ~…隆ぁ…!」


寝言…。
寝言まで金田クンなのね…。


「!?」


時計を見て、何も言えなかった…。

絶句と言う言葉が1番ピッタリ…だと思う。


「11時ッ…!!!」


今日は平日、学校があります。


「結衣ッ!!!」

「んん~…もうダメぇっ…ん?」

「寝ぼけてないでッ!!!」

「あり? 隆…詩乃…あり?」

「結衣ッ!!!」



必死に結衣の肩を揺さぶる。


「はっ…詩乃…!

あれ、今何時?」

「11時よ!」

「ふ~ん、11時ぃ。って…え!?

嫌ぁ~!!! せっかくのバレンタインなのにぃ!

隆とラブラブする予定がぁ~!!!」


そっ…そこ!?


「結衣、早く行くわよ!!!」

「ラジャッ!」


私たちは急いで準備すると、
急いで学校へ向かった。