季節は秋を終え、冬となった。

今は12月中旬。


「うはぁ~っ、寒ぃっ♪」

「あんまり寒くなさそうだね? 雅樹。」

「寒ぃよっ? んじゃ来いよ、朱音。」


とコートを広げる朱音。


「嫌。キモイ。」

「うわぁ~っ、朱音にフラれたぁ~!」


相変わらず騒がしい雅樹&朱音カップル。


「うっせーな…。黙れ、雅樹。」

「竣もヒドイぃ! ヒドくない!? ねぇ、詩乃!」

「そうかしら? とにかく黙って?」

「…はぃ。」


相変わらずの竣と、私。


「あーっ、寒い! 星見えないぃ!」

「気のせいじゃ無い? 朱音…。」

「私っ、流れ星見たいのぉ!」


と言う、朱音のわがままを聞いて4人で星を見に来てます。


「プラネタリウムでいいじゃんよぉ~。」

「だって生で見たいもん!」

「朱音ってわがままね…。」

「かなり私様だよな…。俺様ならぬ…。」

「でも俺そこも大好きぃ~☆」

「…キモイ~。」


どうやら雅樹はMらしい。


「クリスマスくらい温かいとこで過ごしたいぃ!!!」

「じゃぁ雅樹いらない! ウザイ! 帰って!」

「朱音?!」

「詩乃~、竣借りる~。」


と朱音は竣の腕を取って少し離れたところに行ってしまった。