「眠い…わ…。」

「寝ろよ。」

「んぅ~…なんだか寝れないのよ…。」


ベッドに入った私たち。



「は…? なんだそれ。」

「多分お酒のせい…。」


2つベッドがあるから当然別々。


「寒い…寂しい…。」

「…お前は今どこにいんだよ。雪山か?」

「竣…一緒に寝てもいいかしら…?」

「…くれば?」


私は竣のベッドへ移動した。


「…ん…温かい…。」


と竣に抱き付いた。

普段は絶対にしない行動。


お酒の力ってすごいわ…。



「お前、んなことしてっと無事に寝れなくなんぞ。なんてな。」

「…いいわよ。」

「…は?」

「…。」


私…何言ってるのかしら。


「…マジで言ってんの?」

「…。」

「酒の勢いでとかヤメロよ。」


お酒の勢い…であんな事言ったのかしら…。


違う気が…。


「…お酒の勢いじゃ…ない…わ…よ。」

「…本気…?」

「…本気…よ。」