「よかったじゃん。」

「ええ!」


そのまま教室でココアを飲みながら、竣と話していると…。


-パチパチパチ…


窓から身を乗り出して校庭を見ると…


「あっ、キャンプファイヤー! 竣、下に行きましょう!」


と振り返る。


-チュッ


「ッ!?//」


きっ…ききききききキスっ!!


「何、まだ慣れねぇの?」

「慣れないわよッ!! それより、不意打ち(?)やめてッ!!//」

「なんで? 心臓持たない?」

「もっ…持たないわよッ!!!」


…ハッ…私ったらなんてヤケクソな事を…。


「ふーん。じゃ、頑張れ。」


悔しい…!


「あっ、竣っ、どこ行くの!?」


竣は廊下へと向かっていた。


「どこって、下行くんじゃねぇの?」

「あっ、あぁ…ええ。」


私は思わず、その場で立ち尽くしてしまった。


「…やっぱヤメ。」

「えぇ!?」


竣は私の元へと戻って来ると、私を外へ向かせた。


「竣…?」

「何。」

「あの…?」

「あ~、疲れた。」


と、私を後ろから抱き締めてきた。