「?」

「萌亜ねっ、藍と付き合ってるんだ!」

「………え?! おめでとう!」

「ありがと~☆」

「萌亜ったら~、やるじゃんこのこのぉ!」


結衣は、私がいろいろ話してたから全部知ってる。


「えへへ~♪
パパとママはまだ説得できてないから…頑張ってるんだ!」

「頑張ってね、萌亜。」

「うん! ありがと、詩乃♪

萌亜たち、本当の兄妹じゃないから…本当は大丈夫なんだけどね☆」



「お客様。」

「「「?」」」

「お店の前でのお話はご遠慮頂いてもよろしいでしょうか?」


チャイナ服の雅樹に注意された。


言われて気付いたが、お店の目の前、廊下だった……――。


「あはは~☆ ゴメンね、雅樹。」

「マジどけ、結衣…。」


ってわけで退いた私たち。


今考えると、皆、廊下まで仕事放っぽり出して出てきたってことね…?



つくづくすごいと思うのでした…。






その後、午後は萌亜たちといろいろと回った。