「御退室願いまーす♪」

「※♀○□△×! ∞#&%$*+-ッ!! (クソガキが! 覚えてろよッ!!)」


と言うと、3人は店を出て行った。


「はいは~い、男性の方、女性の方~???

接客中の皆は、彼氏・彼女持ちなんで、あんま迫っちゃダメだよぉ~!」


南が笑顔で叫ぶ。


「あと、困らせる事もダメだよ☆

もしも僕らの目にそれがちらーっとでも入ったら、今の

僕、佐伯 南特製、一杯、とうがらし10本分の辛さになってる激辛とうがらしジュース、サービスさせていただきます♪」


シーン………――――――。


「それでは、お楽しみください♪」

「南っ…。」

「詩乃チン、あそこ♪」

「?」


南が指さす先に居たのは、雅樹。


「雅樹!」


私に気付いた雅樹は、ウィンクしながら、例のとうがらしジュースの入ったボトルをかざした。


「僕ら4人も接客入るんだけど、その前にちょっと脅しといたほうが女の子はホッとするでしょ?」

「…ええ。ありがとう、南。」

「んじゃっ、接客ファイトぉ!!」



それから私たちは順調にこなして行った。