「ニーハオ♪」

「ようこそ、2-3 チャイナcaféへ!!」


いよいよOPEN、2-3 チャイナcafé♪


「詩乃チャンカワイーッ!!!」

「ありがとうございます♪」


「竣クンカッコイーッ!!!」

「……どーも。」


なんと言うか…これはcaféなのかしら?


caféと言うより、キャバ・ホストクラブ状態。


「詩乃チャン? どーしたの?」

「なんでも無いです♪」


『詩乃は、指名されたら指名してくれた人の所に行って、適当に話しながらニコニコしてればいいから』


雅樹の言葉を思い出しながらお喋り。

私のいるテーブルには、男が6人。


竣も、同じような状態。


「ねぇ詩乃チャン、付き合ってよ。」


気持ち悪いぃ~!


「いえ…私、彼氏いるんで…。」

「えぇ~! 彼氏いんのにこんな役!?」

「なんかつまんねぇ~。」


うわ…これ…大丈夫なのかしら!?


「お客様。」


と、私のいたテーブルに来て、ニッコリ笑うのは朱音。


「ん~? おっ、君も可愛いねぇ!」

「指名して下されば、お相手しますが♪」

「じゃぁ俺、指名するー!」

「ありがとうございます♪」