「今日はもう寝なよ。」

「え…?」

「もう10:00だし。 俺、隣の部屋に居るから。」

「ええ…。」

「おやすみ。」

「おやすみなさい…。」


部屋に戻れない。

竣に会えない。

萌亜がいる。

萌亜と竣が2人で。


「嫌ぁ…。」


1人、泣き続けた。


「竣っ…。」


その日の夜は、一睡もできなかった…。