*竣 side*


「おぉっ、竣、似合うなぁ!」


様子を見に来た雅樹に言われた一言。


「嬉しくねんだけど。」

「わぁ、竣、なんかエロぉーイ♪
詩乃チンドキドキしちゃうねぇ!」

「…おい雅樹、服変えろ。」

「え? 無理。 だって数無いしぃ☆」

「……――。」


それから聞かされた遊男・遊女の話を聞かされた。


「マジやめろ…。」


~♫

雅樹のケータイが鳴った。



「はいはい、もしもし。雅樹ですけど?」


長いな、始まり…。


「おぉ、お袋! え? もう2着? 頼んでねぇけど。

はぁ? マジ? うん。 じゃぁ。」


…?


「なんか一気に話してたけど…何話してたんだ?」

「…転入生が来るっぽい。」

「「「「「は?」」」」」


静まるクラス。


「男?! 女?!」


の声の殺到するクラス。


「…両方。」

「両方?!」

「マジ!?」



この転入生。


まさか、あんな悪魔だとは思わなかった……――。