「っ~! もう動けなぁ~い!」

「お疲れ、朱音…。」

「お疲れ、あゆか…。」


なんて声を掛け合う2人。


「ん?」

「どうかした? 朱音。」

「メール。 あ、雅樹からだ。」

「なんて?」

「ちょい待ち。」


と言うと、朱音は大声で叫んだ。


「女子は多目的室移動!!」


と、一言。


「なんで?」


の声が飛び交う。


「フフッ…チャイナ服の試着~ッ!!!!!」


キャーッの歓声が響く。


「男子は、この場でチャイナ服の試着ね!」


オォーッの声が響く。


「女子だけだと思ってたんだけど。」


と私のそばに来て言う竣。


「私は竣のチャイナ服が見れて嬉しいわ♪」

「…コスプレする気分。」

「まぁ、たまには楽しみましょう!」


少し照れくさそうな竣。


「んじゃっ、女子移動ー♪」

「イェーイ☆」

「男子待機ね☆」

「オォー!」