-翌朝のHR…


「さてっ、今日こそ文化祭の出し物を決めるよ~!」


と結衣。

昨日、放課後に委員会があって、クラスの出し物を決めることになったらしい。


「何がいい!?」


とキラッキラの笑顔の結衣。


「メイドcafé!!」


の声が相次ぐ中、ぼそっと一言。


「…あのさ、定番すぎてつまんねんだけど。」


毒舌男、隆の一言でシーン…となった教室。


「っつか、寝てんじゃねーよ、雅樹。」

「ふぇ!?」


爆睡中の雅樹は、急に名前を呼ばれてガバッと起き上った雅樹。


「…お前、意見。出せ、強制だ。」

「…メイドcafé…20!? って、クラスの半数がメイドcaféの意見じゃん!
うわ、つまんねーッ!」

「だからお前に意見出せって言ってんだろうが…。」


うーんと考え出した雅樹。

そして突然


「あっ☆」


と叫んだ。


「なんだよ?」

「チャイナcafé~!!!」

「「「「「「「「「「「チャイナぁ!?」」」」」」」」」」


珍しい案に思わず叫ぶ皆。


「理由を述べよ。」


と隆。


「…朱音に着せたい服♪ えへ☆」

「はぁ!? アンタ何言ってんの!?」


と朱音が叫ぶ。