-海-

「うっほーッ☆ 海ぃー!!!」


予想通り、最もテンション高いのは雅樹。


「キレー! 最っ高! 南っ、着替えて来るねッ♪ 待っててねー!!」


とあゆかは、どこかへ去って行った。


「…私たちも、着替えましょ、朱音。」

「あー、うん。詩乃、行ってきなよ。」

「え? 朱音、着替えないの?」

「着替えるも何も…この下に着てるし? 服脱げば良いだけだから。」

「俺らもー☆」


あぁ、そう言う事ね…。

ちょっとビックリしたわ…。って、私は何を考えてるのかしら…。


「じゃあ、行って来るわね?」

「んー。」

「俺らここにいるから♪」


と、男子陣はその場でそのまま服を脱いでいた。

あんまり見たくない光景だけれど…。