-1時間後-


「ふぅ…。」


竣がお風呂からあがってきた。


「詩乃?」

「……。」

「何布団に包まってんだよ? まだ8:00だぞ?」

「……。」


次の瞬間、窓の外が光った。


「……。」


-ゴロゴロゴロ…


「……。」


-ドシャァァァァァンッ


「……!」

「し…詩乃?」

「……。」


-ゴロゴロゴロ


「……。」


雷苦手なのに…! なんで鳴りやまないのよぉ!!


「ぷっ。」

「!? しゅっ竣!?」

「お前…雷苦手なんだな~。」


意地悪く笑う竣。


「違うわよ!」


布団から顔だけ出して言う私。


「ふ~ん。」


竣は私のいるソファに近づいて来ると、笑いながら言った。