そんなこんなで、2週間が経ち、今日はテストの日です。


「うわ、俺…ヤバイッ☆」

「全然ヤバそうに見えねぇし、我が彼氏…。」

「僕もそう思う…。」


今はテスト前の休み時間。

私の席に朱音と雅樹と南が来ています♪


「でも、皆ちゃんと勉強したんだもの! 大丈夫よ!」

「…詩乃チンて、結構熱血タイプだよね…。」


椅子に座る私に、後ろから抱き付いていた南が言う。


「あ、俺も思ったぁ☆」

「熱血って言うか、なんつーの?
目標を見つけたら、とにかく突っ走ってくタイプ?」

「あーそうかもぉ♪」


なんて盛り上がり始めた3人。

今更ながら、朱音ってなかなか言葉使いが荒い。


男子並み…いえ、それ以上?


「ねぇ、朱音。」

「ん? 何?」

「朱音って、なぜそんなに言葉使いが荒いの?」


その瞬間、その場が凍った気がした…。


「確かに、なんで? 朱音って、昔っからそんなんなの???」


と南が平然と言う。


「確かにー☆ それきになるなッ!!
彼氏の俺の前でも男っぽいしッ☆」


と、雅樹も同意する。


「…そっかな。」

「「そー思う。」」

「…そっか。男っぽい以外に、思う事は…?」

「「…無い☆」」


私はただただ、3人の会話を黙って聞いていた。