「……聞いてんの?」

「えっええ、別にかまわないけれど…。」


竣…勉強…ダメ…なの…かし…ら???


「あ、詩乃~♪」

「何? 結衣。」

「私もお勉強会混ぜて~☆」

「ええ、いいわよ☆」

「あ、俺も~。」

「金田クン…もね! OKよ☆」


-ガバッ


「きゃっ。」


急に後ろから抱きついてきた人物。

それは…


「僕もぉ~!!」

「南っ…!!」

「はいはい、南はこっち。」


南の腕を引くのは、朱音。


「4人も教えてたらたいへんでしょ? 詩乃。」

「朱音!!」

「だから、半分☆

私とあゆかで、バカ2人(雅樹&南)は教えるから!

詩乃は、結衣と竣と隆に教えてあげて~☆」

「分かったわ☆」

「えぇ~、僕、詩乃チンに教えてもらいたいぃ~。」

「ダーメ! そんなこと言って竣に妬かせる気でしょ。」

「…えへっ☆」


…南、油断できないわね…。


「じゃね、詩乃。また明日。」

「ええ、また明日。」


とまぁそんなわけでして…私は3人の勉強を教えることになった。