「大丈夫? 詩乃。」

「…分からないわ…。ありがとう、結衣…。」


あの後、倒れてしまった私。

原因は風邪。


「それにしても、すごいタイミングで倒れたんだねぇ…。」

「……それ以上言わないで…。//」

「そー言えば板垣クンは?」

「……朱音と雅樹の部屋…。」


竣は、私を部屋に運んだあと、結衣を呼び、朱音と雅樹の部屋へ行った。

竣は、なぜか責任を感じてるらしい。


「…ふーん。」

「……。」


私が倒れてから3日。

1度も竣に会っていない。


「早く帰って来るといいね、板垣クン。」

「…ええ。」


早く…早く会いたい…。


竣…。