「あ、見て見て!!」

「何?」


結衣が指をさすのは得点板。


「ウチのクラスが断トツ1位~☆」


3組の後に2組1組と続いていた。


「優勝~♪」

「まだ早いわよ…。」

「えへへっ☆

だって、優勝したクラスは期末テスト無しじゃんっ♪」

「…え!?」

「えって何…?

まっまさか詩乃っ…!!」

「知らなかったわ…。」

「やっぱし…。」


思いっきり勉強してたわ…。


「なんだか損した気分…。」

「詩乃ってちょっと違うところでバカだよね…。」

「…。」


悲しい…わ…。

フフフ…。