ねぇ、まま?




目を開けて周りを探すけど、ままは何処にもいない。




「健、ままのお声、聞けたか?」



「うん。とても優しいお声だった。」



「そうか。良かったな。



また、寂しくなったら目を瞑りなさい。



そしたらきっと、ままに会えるから。」



「うん」