「あぁ。心の中に居るんだ。 健、ままのお声、聞いてみたいか?」 「ままの…お声… 聞いてみたい。僕、ままのお声聞いてみたい。」 「じゃあ、静かに目を閉じてごらん。」 僕は、ぱぱの言うとおりに、静かに目を瞑った。 「そしたら…ままって呼んでごらん。」