--捺乃ん家--

「はぁ…。」

やっぱ、
心配だなぁ…。


「ミャアァアーー…」


…猫チャン…。

「…おうち入る?」

びちょびちょだ…。

本当に野良なんだね。


「おいで。」


猫を抱き抱えた。


「…おい。」

……………。



「…貧乏女。」


………この声。


「また猫としゃべってんのか?」


「………信。」

………信だ。

本当に信だ……。


「…寒っ。取り合えず家に入れろ。」


………。

「なに…かんがぇてんの…」


「…えっ?」


「何考えてんのよっ!!」

…どれだけ
心配したと思って
んのよ!?


「…バカぁー!!」

これから先
学校来れなく
なちゃったら
とか…。



会えなくなっちゃ
ったらとか…。


いっぱい
考えちゃったじゃん!!


「捺乃…。」


「…ふぇっぐしゅッ!!」

…さぶい…。


「取り合えず…家はいりましよーー。」


「…あぁ。(苦笑」