「信」

「えっ?」

「って呼んで。」

捺乃は
ビックリしてる。


「はい。」

「その代わり。」

捺乃の頭に
ハテナマークが
ついてる。

「俺も捺乃って呼ぶから。よろしく」

「…はいっ。」

いい感じに
なってたのに。


ギィィイイ---。

「…えっ?」

変な音の先を
見てみると…。


「何じゃコリャ。」

そこには、
オンボロ建物だった。


「私の家です。」

「お前…物置に住んでんの…?」


「物置じゃない…」

「じゃゴミ捨て場か?」

「れっきとしたアパートですっ!!」


ヤベ。

変だろ。

性格だけじゃ
無くて…


家もへんだった。