--朝--

「~♪~♪~♪」



捺乃は朝っぱら
から鼻歌を歌って
楽しそう。



「そろそろ行くぞ」



「はぁい♪」



3日前から
一緒に住んで


あっという間に
恋人同士になって…



コイツと居ると
全てがあっという間だな。


………?




コイツ…


さっきから
俺の手ばっか
見ていやがる。




…あぁ


そうゆう事



ギュっ







俺は
何も言わず
捺乃の手を握った。




しょーがねーなぁ…






まぁ俺も
繋ぎたかったけど…





ちらっと
捺乃を見た。




幸せそうに
微笑んでた。




お前が
そうやって
笑っててくれれば



俺は
それだけでいいよ。



それだけで
幸せだから。











--学校--


「きゃぁ♪信さまッ♪」


「おはよぅ。みんな」



あーぁ

今日も王子モードか。


だりー。




てか
捺乃
俺見て笑い
こらえてんじゃ
ねーよ。



「信さまぁ?お隣誰ですぅ?」



あー
この甘ったるい声


マジで嫌だ。




「んー…恋人」



そう言うと
捺乃は顔を赤くした。


「「えぇーーーー!?」」




あれ?

いけない
事言った?


「し…信さま!?」



まぁいっか。


「じゃあね。みんな♪」