「…ぎゃぁあ!?」


俺は耳障りな
悲鳴で目を覚ました。



「…んだよ。うるせー」

「ななな何ですか!!」


………はぁ?


「何がだよ。」

「抱き着いてるなんて!!」

………。

コイツ。


忘れていやがる。


「信がそんな変態なんて…うんざりです!!」




何だと…?


「ちょっと待て。お前が先にくっついて着たんだろ!?」



「言いがかりはやめてください!!」


はぁ!?



「あのな!!…」


ピーンポーン。


「あっ。お客さんっ!」



………客か。

ちっ。



………誰だ?







…長くね?







…………。



『きゃあ!!』



………!?。



俺は
走って玄関に行った。



「捺乃………!?ッ」



「あっ。信!!助けて!」


…………。


………陸斗。



陸斗が
捺乃を抱きしめてた。



「陸斗!!」


陸斗から捺乃を
奪った。



「……信…?」



「何してんだよ!!」



「お前こそ…何で個々に居んだよ。」