きらり

そして数年後、自分も社会に出て働くようになった。

会社へは電車で通っている。

あの頃の華子さんと同じ電車通勤だ。

華子さんがピンクハウスで毎日通勤していたように自分もピンクハウスで通勤しようか……とも考えたが無理だった。

やはりピンクハウスはキツい。

無理。

そんなわけで自分は無難な普通のスーツを出勤着にしている。

華子さんに憧れている気持ちは今も変わらない。

きっと今もピンクハウスを着ているであろう華子さんを心に描きながら通勤する。

眠い朝に目をこすりながら電車に乗って。

いつかまた華子さんに逢える偶然を期待して。