「…納得してくれたっ?」 『…うん……って、するわけないやんっ!!』 「なんでっっ!?」 『えっ!?なんであたしなんっ!?あたし以外にも人間いっぱいいるやんっ!!』 「…君は…人が死ぬのが嫌?」 王子がパニクって興奮するあたしに、そっと声をかけた。 『…はっ!?…嫌に決まってるやん!!』 「…君は、事故で両親を亡くしてるよな?」 『―――!!』 「俺らは前世で…一度は人の道を外れてしまった。それが運悪く、生きてるうちにエンマ様にバレて…目の前で両親を殺された。」 『えっ…』