…葬式の日。


みんなみんな…泣いてた






あたしは罪悪感しか浮かばなくて、1人、外に出た。


―――周りからのヒソヒソ話が嫌でも耳に入る。






「どーするんやろね」

「お前んとこで面倒見たれよ」

「無理やてーそんなん」






おばさん達の声に身を縮こませた。



―――涙を必死で堪えた。







…そんな時。





「りぃちゃん」






振り返ると、おばあちゃんが優しい笑顔で立ってて、あたしに一緒に暮らそうって、言ってくれた。







―――この頃からあたしの運命は狂い始めたんや。